【フツサラ】(フツーのサラリーマン)

フツーのサラリーマンのブログ

ジェンダーマイノリティの割合の統計データ

全国20~69歳の個人42万8,036名(有効回答者数 34万7,816名)を対象に実施したスクリーニング調査の結果、LGBT・性的少数者に該当する人は約10.0%と判明しました。また、性的指向および性同一性(性自認)別にみると、性的指向別では異性愛に該当しない人は7.0%、性同一性(性自認)別ではシスジェンダー(※1)に該当しない人は6.1%でした。
※1 出生時の戸籍性と同一の性別で生きたい人、生きている人
「LGBT意識行動調査2019」を実施、公表 – LGBT総合研究所

『Think Faster, Talk Smarter』の要約・書評

『Think Faster, Talk Smarter』は、スタンフォード大学の教員でありコーチでありポッドキャストのホストでもあるマット・アブラハムズによる、即興的なコミュニケーションにおいて優れた能力を身につけるための本です。この本では、公的な場で話すことや面接やネットワーキングなどの状況で自信を持って話すことができるようになるための戦略やテクニックを紹介しています。また、コミュニケーションにおける不安や緊張を管理する方法や、反応ではなく応答する方法、話す機会を脅威ではなく機会と捉える方法なども解説しています。

この本は、コミュニケーションのスキルを向上させたい人にとって非常に有益なものです。著者は自身の豊富な経験と研究に基づいて、実践的で効果的なアドバイスを提供しています。本書には多くの例やエクササイズが含まれており、読者は自分のペースで学ぶことができます。例えば、本書では即興的なスピーチを行う際に役立つ3つの要素(目的、構造、メッセージ)を紹介しています。また、本書では質問への回答を改善するために5つのステップ(聞く、理解する、確認する、回答する、フォローアップする)を説明しています。さらに、本書ではフィードバックを受け取るときや与えるときに注意すべきことや効果的な方法を示しています。

本書は読みやすくわかりやすい言葉で書かれており、誰でも楽しく読むことができます。著者はユーモアやエピソードを交えて話し方のコツやポイントを伝えています。例えば、著者は自分が子供の頃に参加したスペリング・ビー(英単語綴り大会)で恥ずかしい思いをしたことや、大学時代にディベート部に所属していたことなどを明かしています。また、著者は自分がポッドキャスト「Think Fast, Talk Smart」でインタビューした様々な専門家や著名人から学んだことや感銘を受けたことも共有しています。

Think Faster, Talk Smarterは、コミュニケーションの力を高めて、人生や仕事において成功するための必読の本です。この本を読んで実践すれば、あなたは思考力と話し方が速くなり、自分の考えや意見を効果的に伝えることができるようになるでしょう。この本は、あなたのコミュニケーション能力を次のレベルに引き上げるための最高のガイドブックです。

ブリトニー・スピアーズ初の自伝『The Woman in Me』

『The Woman in Me』は、ブリトニー・スピアーズの自伝としては初めての本です。この本では、彼女がどのようにして世界的なスターになり、そしてどのようにして自分の人生を奪われたか、そしてどのようにして自分の人生を取り戻したかを率直に語っています。この本は彼女の音楽や愛、そして自分の物語を自分の言葉で語ることの重要性を照らし出すものです。

この本は5つの章に分かれており、ブリトニーの人生の各段階を追っています。各章は時系列に沿って書かれており、彼女が経験した出来事や感情や思考を詳細に描写しています。本全体としては、彼女が苦難から解放されるまでの物語として読みやすく、興味深く、感動的です。また、2021年に行われた公開法廷での証言や、13年間続いた保護者付添人制度からの解放についても触れています。

  • 第1章では、ブリトニーが幼少期からティーンエイジャーになるまでの出来事を振り返ります。彼女はミッキーマウスクラブに参加したり、最初のアルバム『...Baby One More Time』をリリースしたりしました²。彼女は音楽とダンスに情熱を持っていましたが、同時に普通の子供としての幸せも求めていました。
  • 第2章では、ブリトニーが世界的なスターになったことで直面した苦難や挑戦について語ります。彼女はメディアやファンからの圧力や批判に耐えなければなりませんでした。彼女はまた、恋愛や結婚、出産などの人生の節目にも苦労しました。彼女は自分の心と体の健康を守るために、時には逃げたり壊れたりすることもありました。
  • 第3章では、ブリトニーが2008年から2021年まで父親によって管理された保護者付添人制度について詳しく説明します。彼女は自分の人生やお金や子供たちに対する権利を奪われました。彼女は自分の意思に反して働かされたり、薬を飲まされたりしました。彼女はこの制度から抜け出すために何度も法的な闘争をしましたが、成功しませんでした。
  • 第4章では、ブリトニーが2021年6月に行った公開法廷での衝撃的な証言について述べます。彼女は保護者付添人制度の実態や自分への虐待を暴露しました。彼女は自分の人生を取り戻すことを切望しました。彼女の証言は世界中に広まり、多くの人々や有名人から支持や共感を得ました。
  • 第5章では、ブリトニーが2021年11月に保護者付添人制度から解放されたことを祝います。彼女は自分の人生を自由に生きることができるようになりました。彼女は自分の音楽や恋人や家族と幸せな時間を過ごしました。彼女はまた、自分の経験を通して学んだことや感じたことを読者と共有しました。

この本では、ブリトニーが自分の人生について正直に話しています。彼女は自分の成功や幸せだけでなく、自分の失敗や悲しみも共有しています。彼女は自分が受けた虐待や不正義についても隠さずに暴露しています。彼女は自分の人生を取り戻すために闘ったことや、自分を支えた人々に感謝したことも述べています。この本は彼女の強さや勇気や希望を示すものです。

この本はブリトニー自身が書いたものであり、彼女の個性や声が伝わってきます。彼女は簡潔でわかりやすい言葉で書いており、読者に親しみやすい印象を与えます。彼女は時にはユーモアや皮肉を交えたり、時には感情的になったりしますが、それが彼女の真実味や誠実さを高めています。

以上が『The Woman in Me』の書評です。この本はブリトニー・スピアーズのファンだけでなく、音楽や愛、そして自分の物語を大切にする人々にとっても魅力的な一冊です。この本は2023年10月24日に発売されます。ぜひ読んでみてください。

『サイコロジー・オブ・マネー』著者の第二弾:『セイム・アズ・エバー』(Same as Ever)

Same as Ever: A Guide to What Never Changes』は、ベストセラー『サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット』の著者モーガン・ハウゼルの2冊目の本で、将来の不確実性に対処するための新しい方法を提案しています。彼は、未来を予測するのではなく、変わらないものに注目することで、リスクを最適化し、機会をつかみ、幸せな人生を送ることができると主張しています。彼は、歴史や心理学、経済や社会の事例を用いて、変わらないものの例を挙げています。例えば、人間の感情や動機、物語や説得力、野心や満足感などです。彼は、これらの変わらないものを理解することで、大きな変化に対応できるだけでなく、自分の価値観や目標に合った選択ができると説明しています。

この本は、非常に読みやすくて面白いです。著者は、シンプルでわかりやすい言葉で書いており、多くのエピソードや引用を交えています。彼は、読者に教えるのではなく、考えさせるようなスタイルで書いています。彼は、自分の意見や結論を押し付けるのではなく、読者に自分で考える余地を与えています。彼は、自分も完璧ではないと認めており、自分の失敗や学びについても率直に話しています。

この本は、投資家だけでなく、一般の人にもおすすめです。投資家にとっては、将来の市場や経済について予測するのではなく、自分の行動や判断について考え直す機会になると思います。一般の人にとっては、自分の人生や幸せについて考えるきっかけになると思います。この本は、変わらないものに目を向けることで、変化する世界を理解する方法を教えてくれます。

コトラーのマーケティング6.0:未来はイマーシブだ

Marketing 6.0: The Future is Immersiveは、マーケティングの第一人者であるフィリップ・コトラーが、テクノロジーを使って顧客のニーズに応え、世界に違いをもたらす方法を解説した本です。メタマーケティングと呼ばれる新しい時代において、この本はマーケターに、テクノロジーとビジネスモデルの進化と、過去10年間で起きた消費者行動の劇的な変化とを統合する方法を提供します。読者は以下のことを学ぶことができます。

  • メタマーケティングの構成要素
  • ジェネレーションZ(Z世代)とジェネレーションアルファ(アルファ世代)が日常的に使用するテクノロジー
  • メタバースや拡張現実にアクセスする方法
  • よりインタラクティブで没入感のある体験を創出するための潜在的な障壁と解決策

マーケティングは、グローバルな課題や変化する顧客の期待に応えるために進化してきました。持続可能性のテーマや顧客エンゲージメントのための新しいテクノロジーを取り入れることは、ビジネスが関連性を保つために不可欠です。実際、マーケティングは伝統的なものからデジタルなものへと移行してきましたが、多くの顧客は何らかの形での人間とのやり取りを重視しています。その結果、伝統的なエンゲージメントとデジタルなエンゲージメントの両方を活用しようとするマルチチャネルやオムニチャネルマーケティングがマーケターの間で人気になっています。メタマーケティングはそれを超えて、物理的な空間とデジタルな空間を横断して、よりインタラクティブで没入感のある顧客体験を提供します。

この本は、マーケティングの基本原則を再発見し、メタマーケティングの台頭に対応するために必要な知識やスキルを身につけたいと考えているビジネスパーソンや学生におすすめです。コトラーらは、豊富な事例や図表を用いて、メタマーケティングがどのように機能し、どのような価値を創造するかを分かりやすく説明しています。また、メタマーケティングを実践するための具体的なフレームワークやツールも提供しています。この本は、マーケティングが今後どのように変化し、どのように影響力を発揮するかについて考えるきっかけとなるでしょう。

アーノルド・シュワルツェネッガーの「セブンルール」(『Be Useful』書評)

"Be Useful: Seven Tools for Life" by Arnold Schwarzenegger(アーノルド・シュワルツェネッガー) は、自分の人生の目的を見つけるために必要な7つのルールを紹介した本です。著者は、自分の経験から学んだ教訓を率直で力強い声で語ります。彼は、世界最高のボディビルダー、世界で最も高額な映画スター、アメリカ・カリフォルニア州のリーダーという3つの異なる分野で成功を収めた人物です。彼は、その成功が偶然ではなく、プロセスの結果であることを明かします。そのプロセスには、明確なビジョン、大きな考え、努力、直接的なコミュニケーション、回復力のある問題解決、開かれた好奇心、そして社会貢献という要素が含まれています。それらはすべて、彼の父親が彼に何よりも教え込んだ一つの教訓によって導かれました。それは、「Be Useful(役に立て)」という教訓です。本書では、彼が心に留めてきたこの教訓をもとに、意味のある人生のためのツールキット(7つのルール)を紹介します。

7つのルールとは、著者が自分の人生の目的を見つけるために必要だと考えた7つの要素です。それぞれについて簡単に説明します。

  • 明確なビジョン: 自分がどこに行きたいか、何をしたいか、何を成し遂げたいかをはっきりとイメージすることです。著者は、自分がボディビルダーや映画スター、政治家になりたいという夢を持ち、そのために必要なステップを計画しました。
  • 大きな考え: 自分の可能性や能力に制限をかけずに、大胆に挑戦することです。著者は、自分の出身や言語や経験に関係なく、自分が興味のある分野に進出しました。
  • 努力: 自分の目標に向かって、一生懸命に働くことです。著者は、ボディビルダーとして毎日トレーニングし、映画スターとして演技や英語を磨き、政治家として政策や交渉を学びました。
  • 直接的なコミュニケーション: 自分の考えや意見や感情をはっきりと伝えることです。著者は、自分の信念や目的や価値観を隠さずに表現しました。
  • 回復力のある問題解決: 困難や失敗に直面しても、めげずに解決策を探すことです。著者は、自分のキャリアや健康や家庭で多くの問題に遭遇しましたが、それらを乗り越える方法を見つけました⁵。
  • 開かれた好奇心: 新しいことや違うことに興味を持ち、学ぶことです。著者は、自分の専門分野だけでなく、様々なジャンルや文化や人々に触れる機会を求めました。
  • 社会貢献: 自分の成功や才能や知識を他人のために使うことです。著者は、自分が得たものを社会に還元することを重視し、慈善活動や環境保護活動や教育支援活動などに参加しました。

これらの7つのルールは、著者が自分の人生で実践したものであり、読者にも参考になると思います。

彼は、私たちが自分たちのために夢見ることができる充実した未来に向けて、そのツールをどのように活用するかを示します。彼は、有名なものも初めて語られるものもある自分の人生の物語や成功や失敗の例を用いて、自分の洞察を生き生きと伝えます。私たちの多くは、自己憐憫から切り離されて目的につながることに苦労しています。若い頃から、彼は自分の貧しく偏狭なオーストリアの田舎町から抜け出すための精神的なツールを作り上げました。そして、そこから段々と上り詰めていきました。今では、彼はその知恵を私たち全員と共有してくれます。彼は言います。「誰もあなたを助けてくれないんだ。あなたは自分自身しかいないんだ」と。しかし、実はそれが良いニュースなんだということがわかります。あなたが必要とするのはあなただけなんだから。

この本は、自分自身を変革し続けることや目標に向かって努力することの重要性を教えてくれます。著者は自分自身が例として挙げられるように、どんな境遇や背景からでも成功することができることを証明しています。この本は、自分の人生に意味や価値を見出したい人や新しいチャレンジをしたい人におすすめです。

サム・バンクマン・フリードの栄光と転落の物語(『Going Infinite』書評)

Going Infinite: The Rise and Fall of a New Tycoon は、ベストセラー作家マイケル・ルイスが、仮想通貨取引所FTXの創設者であるサム・バンクマン・フリードの栄光と転落の物語を描いた2023年のノンフィクションです。

本書では、ルイスがバンクマン・フリードと出会ったときから、彼がFTXを世界最大の仮想通貨取引所に成長させた過程や、彼が抱えていた秘密の恋愛や詐欺の疑惑など、彼の人生に起こった様々な出来事を詳細に追っています。

ルイスは、バンクマン・フリードが数学の天才でありながらも、社会的にぎこちなく、自分の感情を表現するのが苦手な人物であることを描写しています。バンクマン・フリードは、仮想通貨の世界で巨万の富を築きながらも、その一部を慈善活動に寄付するなど、理想主義的な一面も持っていました。しかし、彼は自分の帝国を守るために、法律や倫理に反する行為に手を染めてしまうことになります。

本書は、仮想通貨という未知の領域で起こった驚くべき出来事や、バンクマン・フリードという謎めいた人物の内面を探ることで、読者に興味深い洞察を与えてくれます。ルイスは、彼の鮮やかな筆致とジャーナリズム的な調査力で、バンクマン・フリードの壮大な野望と悲劇的な結末を見事に描き出しています。

本書は仮想通貨に関心がある人だけでなく、人間ドラマやビジネススリラーが好きな人にもおすすめです。ただし、本書は仮想通貨の技術的な側面や経済的な分析にはあまり触れていません。また、本書はバンクマン・フリードに対してやや肯定的な姿勢を取っているように感じられる場面もあります。

本書は2023年10月3日にW W Norton & Co Incから出版されました。本書の長さは254ページです。本書は英語で書かれていますが、日本語版も近日中に発売される予定です。