「偶然」からキャリアをつくる
2月12日(木)は目黒雅叙園で開催された「Developers Summit 2009(通称:デブサミ2009)」に行ってきた。
デベロッパーでもない*1のに行ってみたのは「偶キャリ。」でおなじみの所由紀さん(id:nyantasista)のお話を聴いてみたかったら。
最近注目されているキャリア理論であるクランボルツ教授の「Planned Happenstance Theory」(プランド・ハップンスタンス・セオリー=「計画された偶然理論」)を軸にした話。
私はこの話を「『キャリアデザインという呪縛』からの解放」と捉えた。
よくあるキャリア研修のような5年後・10年後のありたい姿を描いて、現在とのギャップを埋めるというアプローチはどうもしっくりこない。
自分自身のキャリアも「偶然」のくり返しだったように思う。
「それでいいんだ」という考え方もあるということに救われたような気がする。
クランボルツが提唱する「チャンスをつくりだす」5つのスキル
- 好奇心(Curiosity)
- 粘り強さ (Persistence)
- 柔軟性 (Flexibility)
- 楽観性 (Optimism)
- 行動する (Risk-taking)
ワークとして自分がどのスキルが得意かというのを考え、隣の人とピア・ディスカッション(バズ)をしたんだけど、参加者にどれが自分が一番得意かを挙手させたら、「好奇心」が過半数で圧倒的に多かった。
まあ、ここにわざわざ来るという時点で母集団が好奇心が強い人の塊だったような気もするが。
クランボルツの「その幸運は偶然ではないんです!」もちゃんと読んでみたくなった。
デブサミ2009【12-E-7「偶然」からキャリアをつくる】のセッションに参加した人リンク集
*1:まあ、HRD = Human Resource Developmentには関わってますが・・・