バイオミメティクスとは
バイオミメティクス(biomimetics)とは、単語を分解してみればわかるとおり、bio(生物の)+ mimetic (模倣)ということで、生体の機能を模倣することである。
「バイオミメティクス概論」という書籍も出版されているが、専門書なので、一般書としてはこちらが読みやすいであろう。
ヒット商品は自然界に学べ (著者: 坪井清)
この本では以下の例が紹介されています。(目次より引用)
- ごぼうの実 → 面ファスナーの開発
- モルフォ蝶の鱗粉構造 → 新商品開発
- ハスの葉を参考に → 撥水製・透湿性衣服
- 天然皮革に学び → 人工皮革を開発
- アザラシの毛皮 → 衣服のほこり取りブラシ
- 生体臓器に学び → 人工臓器の開発
- 生体が生み出す多層構造 → 新商品開発
- 真紅のバラの花弁構造 → 濃色織物
- 夜行性の「ガ」の目玉の構造 → 光の吸収性改良
- しゅろの断面構造 → 生育のよい海苔網
- スズメバチの巣をヒント → 紙の発明
これらの事例が図や写真付きでこちらに詳しく記載されています。